司書キャストインタビュー第三回

ーー本日は「藤川菜緒」役の「寺内淳子」さんと

「????」役の「渡部和博」さんです。

ーーご自身が担当されている役に付いて

寺内「えっと、私が担当しているキャラクターは、藤川菜緒ちゃんという図書館の司書の女の子なんですけれども」

渡部「はい」

寺内「三人司書さんがいる中のボーイッシュ担当って感じですね」

渡部「ボーイッシュ担当!!」

寺内「キャラデザからもわかるように、髪の毛が短くて、公式な情報ではないですけども身長が高いんだろうなぁ・・・と勝手に想像しています」

渡部「うん」

寺内「しゃべり方もどことなく古風?なんかちょっと独特なしゃべり方するんです。それは是非、本編を観ていただければと」

渡部「うん」

寺内「私も、今回開けた事のない引出し、使わない引出しを開けたんで(笑)」

渡部「あ、そうなんだ(笑)」

寺内「うん(笑)。(収録)第一回目でこんな感じですよ~ってやってみたら、第一声で内山さんに大爆笑されたという(笑)・・・」

渡部「え~」

寺内「うふふふ(笑)ちょっと、あんまりやらないキャラクターの引出し開けたかなぁ~っという女の子なんですけども」

渡部「はい」

寺内「いい子ですよ?とっても」

渡部「(吹き出す)」

寺内「うっふふふふ」

渡部「そ、そうですよね・・・空気も読めるし」

寺内「空気も読めるし、仲間想いだし」

渡部「うん」

寺内「な、感じだけど抑えられない恋愛に関してのわくてか感?みたいな」

渡部「うん(笑)」

寺内「な、感じの女の子です」

渡部「すんごい楽しみ、聞くのが」

寺内「え?なんでそんな感じなの?」

渡部「いやいや、だってまだ一回も聞けてないから!」

寺内「そっかそっかそっか(笑)」

渡部「どんな感じなのかな~って」

寺内「それはハードルを上げる感じの?(笑)」

渡部「いやいや違いますよ~?」

寺内「(笑)」

渡部「視聴者さんもね~聞きたがってますよ?」

寺内「あ~、そうですかねぇ・・・」

渡部「うん」

寺内「なんかね(笑)、奇しくも私、髪切って菜緒ちゃんと同じ外見になっちゃったので、運命を感じるキャラなんですよね」

渡部「そうだね!・・・三人っていつも一緒にいる役じゃん?ここいら辺どうなの?」

寺内「そうですね・・・私、お二人とも収録一緒にやってて・・・私、柴田さんとよく被ることがあって、柴田さんが一生懸命平澤女史をやっているところを・・・」

渡部「うん」

寺内「あ、私の役、平澤女史って呼ぶんだけど(本編中、藤川菜緒は平澤詩奈をそう呼ぶ)、その柴田さんがやっているのはよく見るんですけど、真利子ちゃん・・・樋口さんとは被ることがなくって・・・」

渡部「お~」

寺内「お芝居的にも、私と樋口さんがやっているキャラクターが結構・・・馬鹿?(笑)」

渡部「うんうん(笑)」

寺内「賑やかしっていうか(笑)」

渡部「うんうん、賑やかし担当だからね(笑)」

寺内「そんな感じだから、相手がどういった感じで来るのか知りたくって、わざわざ真利子ちゃんにお願いしてスケジュールを合わせてもらったんです」

渡部「へ~(感心)」

寺内「なので、二人(藤川菜緒と古芝皐月)がどういった感じでやっているのかなっていうのが、作っている時のを知っているので楽しみなんです」

渡部「なるほど・・・じゃ、完璧じゃないですか!チームワーク!!」

寺内「え!?またそうやってハードル上げてる」

渡部「いやいやいや(笑)」

寺内「いや~ね~(笑)」

渡部「やっぱその、三人はずっと一緒に仕事している仲なわけじゃん?・・・三人が過ごしてきた期間っていうのがあると思うんですよね」

寺内「うん。そーだね、やっぱり女だけの職場だからね」

渡部「うん(笑)」

寺内「女だけの職場だけど(涙)、仲のいい三人で、三人の空気感っていうのが凄い大事で、登場人物が四人しかいないからね」

渡部「うんうん、そうだね!」

寺内「だから、そういった面でも今までの台本とは違った難しさがあるかなぁって思いますかねぇ~。うん、はぁい」

渡部「なるほど(笑)」


ーー寺内さんにとって恋愛とは?

寺内「恋愛とは?・・・うん、ちょっとそのお題を振られて、数分考えてみたんですけど」

渡部「数分!?」

寺内「(笑)」

渡部「なんかこっちから見てると数秒だったんですけど!?」

寺内「数分考えた結果、考えることじゃないかなって」

渡部「考えるんじゃない、感じるんだ的な(笑)」

寺内「でも考えてる?普通。人を好きになる理由って?」

渡部「うぇえ(困惑)!?」

寺内「なんだろう・・・人と出会って、交流していく中で好きになっていくっていうのはあるけど、(私は)会った時点でこの人好き、この人苦手って瞬間的になるから、私恋愛を考えることがない・・・っていう感じなんですよね」

渡部「でもさ、結局さ。気になる人はできてくるわけじゃん?」

寺内「うんうん」

渡部「気になる人が出来たときに、私この人のこと好きなのかな?ってなるでしょ?・・・それとは違うの?」

寺内「好きなのかなぁって考え・・・」

渡部「ない?」

寺内「・・・好きだなぁ・・・って」

渡部「もうなるの!?」

寺内「うん。あ~この人いいなぁって、加点していく中で・・・減点もあるけど(笑)」

渡部「まぁまぁまぁ、人ですからね(笑)」

寺内「そのうえで、どうなのかな・・・今までの中で、私そんなにね。引く手数多な恋愛経験は(笑)・・・豊富なわけではないですけど(笑)気が付いたら好きになっていたって方なので・・・」

渡部「は~(驚愕)」

寺内「うん・・・っていうか恋愛に縁遠い生活だったんですよね・・・女子高だったんで」

渡部「あ~」

寺内「いわゆる恋愛漫画とか?あっちの方でしか知らなかったんで、そうなると考えちゃうんだけど・・・実際にはあんまり考えることってなかったような気がするんですよね」

渡部「へ~(感心)じゃあ、初恋とかって女子高を卒業してから?」

寺内「初恋はね・・・二次元なんですよ(笑)」

渡部「なんでだよ(笑)!」

寺内「冴羽りょうでした(笑)」

渡部「シティーハンターの(笑)!!」

寺内「あれ?そういう二次元的なのは無しで?」

渡部「無しにしよっか。ありにしちゃうと色々なの出てきちゃうんで(笑)」

寺内「そうだね。でも初恋とかになっちゃうとすごい昔に・・・」

渡部「小学校とか中学校とかも?」

寺内「共学でした」

渡部「じゃあ・・・」

寺内「私ね、お兄ちゃん好きなの」

渡部「突然のカミングアウト!?(爆笑)」

寺内「私、お兄ちゃんが好きすぎてお兄ちゃんと比べちゃうの」

渡部「あ~、なんか漫画とかでよくある設定」

寺内「そう!あの・・・うちのお兄ちゃん、私が言うのもあれなんだけど(笑)、すごいイケメンで、頭良くて、スポーツ万能で、音楽出来て・・・」

渡部「おおおおお!」

寺内「結構多才なのね」

渡部「絵に描いたような主人公みたいな?」

寺内「そうそう!ただ、部屋は汚いんだけど(笑)」

渡部「いや、そのギャップがまたね(笑)」

寺内「ダメな子のなの(笑)」

渡部「こんなに完璧なのに部屋は汚いっていう(笑)」

寺内「なんか幼少の頃にこのお兄ちゃんのおかげで、恋愛=お兄ちゃん・・・と比べちゃうことがあったかもしれない」

渡部「あ~」

寺内「そういう意味では考えてた!うん、そういう意味では考えていたわ」

渡部「自分で納得した(笑)」

寺内「後は、お兄ちゃんに近い人を好きになっていたかもしれない」

渡部「近いっていうと、顔だったり?性格だったり?」

寺内「うん。趣味とか・・・どうしよう(照)」

渡部「あ~(笑)すごいお兄ちゃん大好き発言しているねぇ・・・」

寺内「今でも好きですよ、もちろん!」

渡部「あ~(困惑)でもね、俺もなんだけど・・・お姉ちゃんがすごい可愛いの」

寺内「あれ!?わたひぃお姉ちゃんいたの(驚愕)!?」

渡部「そう!」

寺内「あれ?妹じゃなかったっけ?」

渡部「弟とお姉ちゃん」

寺内「あ~逆かと思ってた・・・ソーリー、続けて」

渡部「うん(笑)。自分でいうのもアレだけど、お姉ちゃんがね、結構綺麗系なのよ」

寺内「うんうん」

渡部「だから確かに、確かに俺は面食いに育ったかもしれない(笑)」

寺内「言っちゃった(笑)!?」

渡部「う~ん、もちろん心も大事だよ!?心も大事だけど顔もね!お姉ちゃんと比べたことはないけど、好きになる子は・・・やっぱり?」

寺内「ああ~」

渡部「整っているっていうか・・・確かに比べちゃうか(笑)」

寺内「あ~・・・それがね、だいぶ続いてたかもしれない(笑)今でもそうかもしれない」

渡部「マジか~」

寺内「うん。私にとって恋愛とはお兄ちゃんです」

渡部「お兄ちゃん!?あれ!?いいのそれ!?その発言、大丈夫!?」

寺内「(爆笑)」

渡部「公式に載せて大丈夫(笑)!?」

寺内「大丈夫です。別にやましいことはないので(キリっ)。うちのお兄ちゃん、カッコイイよって言う自慢ですっ(ふんすふんす)!」

渡部「ああ~(失笑)・・・じゃあ、お兄ちゃんとのドキドキエピソードかなんかおひとつください」

寺内「そんなのないよ(キッパリ)」

渡部「ないのかよ!幼少の頃に結婚式ごっこしたとかさ!?ないの!?」

寺内「あ~(笑)お兄ちゃんと・・・虫取りとか?」

渡部「ワイルド(笑)!!」

寺内「でも、小さい頃はあんまりだったけど、今になってみると・・・ちょっこり感じる兄のやさしさとかはありますね」

渡部「ちょっこり感じる(困惑)?」

寺内「普段は妹一号(寺内さんはさらに妹がいる、自分は妹一号)帰ったよ~とか言うと・・・『ふん』とかつれないんですよ」

渡部「うん」

寺内「帰り際に『忘れもんとかないの?』とか『気を付けて』とか言ってくるのが『萌え』ってなる(ヒートアップ)!!!!!!」

渡部「なに自分の兄に萌えてんだよ(困惑)!?」

寺内「ふふふ(爆笑)・・・そう。だからね!七條君(七條純夏)とか?ああいう・・・つれないところも・・・あ、私、七條君好きなんだけども。Re:pleXの(真剣)」

渡部「あ、ああ・・・(困惑)」

寺内「たぶん・・・私の恋愛とかのときめきポイントっていうのがね、兄が作っている・・・兄の存在が大きいかもしれないですね」

渡部「は~・・・なるほど」

寺内「ど~しよ・・・こんなんでいいのかなぁ?」

渡部「大丈夫かな(笑)・・・それでさ、すごい路線から外れたんだけどさ・・・初恋の話してたよね?」

寺内「あ、そうだね!」

渡部「そこ、まとめてもらってもいいですか?」

寺内「そうだね・・・初恋初恋・・・」

渡部「三次元ね!!お兄ちゃん以外でね!!!」

寺内「お兄ちゃん以外・・・それだったらね、中学三年生とかかな?」

渡部「お?」

寺内「でもその時はね、好きだってわからなかったの」

渡部「へ~」

寺内「中学時代はね。・・・で、高校は私、女子高に行っちゃったんだけど、その男の子は共学の別の高校に行っちゃって。で、たまたま地元の本屋さんで再会して・・・」

渡部「あら(主婦感)!」

寺内「で、メールとかアドレス交換して・・・それで」

渡部「で?本屋で!?本屋で(はぁはぁ)!!??」

寺内「なに!?気持ち悪い(ドン引き)!!」

渡部「なにその漫画みたいな展開(オネエ感)!!」

寺内「(無視)・・・で、交換してメールやり取りしてて、たまの休みに公園で会うんだけど・・・」

渡部「マジで!?うわああああああ」

寺内「公園でね、朝から夕方までずっと公園でね、一緒にいたの。ずっと話してて、それで楽しかった。ブランコに乗って」

渡部「うえええええええ(何とも言えない顔)・・・」

寺内「うふふふ(笑)」

渡部「え!?いや、その、ど、どど、どっかに移動したり行ったりとか?しないの!?ずっと公園で?(混乱)」

寺内「そうそう、お腹すいたらちょっとコンビニでなんか買おっかって。その後も食べたりしながらずっとしゃべったりして・・・」

渡部「うんうん!!」

寺内「でも、お互い好きって言わないの」

渡部「(食い気味で)でもやっぱり空気で感じるわけでしょ!?」

寺内「そう!好きなのかなぁ・・・って。でもね、結局何もなかった(笑)」

渡部「な~ん~で~(激昂)!!」

寺内「(爆笑)」

渡部「もったいな~い・・・」

寺内「でもね・・・それがすっごい大事な思い出になっているんですねぇ~」

渡部「いやあ・・・大事ですよ~なかなかないですよ、公園でずっとなんて・・・」

寺内「花火大会とかも行くんだけど・・・」

渡部「行っちゃった!?」

寺内「二人じゃないよ?」

渡部「ああ~!二人じゃない(ガックリ)・・・」

寺内「みんなと行って、手とか繋ぎたいなって思っても繋がないの」

渡部「うわああああああ・・・甘酸っぱいぃぃぃ~」

寺内「それかな?初恋の思い出は。二次元、お兄ちゃん抜きにすると(笑)」

渡部「(笑)いや、でもいいエピソードじゃないですか・・・」

寺内「でしょ~?大人になってもいい引出しになってますよぉぉぉ?」

渡部「そのドキドキ感欲しい!!」

寺内「え?ないの?」

渡部「この作品の最大のネックになっているんですよ、俺の役の・・・それが」

寺内「ああ~風の噂で聞いてますよぉぉ。ドキドキ感がなくて芝居ができないって(笑)」

渡部「だから色々な所で補充しているんですけど、上手くいかなくて」

寺内「あ~・・・。この作品の台本をいただいて、にくいことに全部(一話から最終話まで)もらえないじゃないですか?」

渡部「うん」

寺内「ど~なるんだろ~(作品の展開が)う~ん、平澤!!みたいな?藤川視点もそうだし、視聴者側の立場からしても、すごいワクワクしながら待ってて(全話もらえるのを)・・・サイノーコミュニケイションではなかなか無い物語だし、青春?・・・ちょっと年齢が上だけど(登場人物たちの)」

渡部「ああ・・・うん(共感)」

寺内「恋愛ときめきストーリーみたいな感じで・・・すごい楽しく、私は演じさせていただいてますよぉ?」

渡部「(うらやましそうに)なるほど・・・それではまとめに入りますが」

寺内「はい」

渡部「寺内さんにとって恋愛とは、お兄ちゃんであるってことでいいでしょうか?」

寺内「はい!・・・それって大丈夫ですか(笑)?」

渡部「たぶん?」

寺内「それじゃあ、まとめてもらった後で申し訳ないんですけど、それにお父さんも足してください!」

渡部「え!?」

寺内「なんというか・・・父に似ているんですよ、お兄ちゃん」

渡部「ああ・・・」

寺内「私においての恋愛とは、兄と父を基準として作られて、近い人を好きになるっ!」

渡部「・・・お後がよろしいようで(笑)」

寺内「ホントに!?」

ーー本日はありがとうございました!

キャストインタビュー、次回は最終回。

司書の薦めない一歩メインキャストである女性三名による座談会です!

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