りぷれっくちゅ!第三話
りぷれっくちゅ!#03『りなちゃんとあずまさん』
りなちゃん
「で、どう?皆藤くんの様子は?・・・回復に向かってるの?」
あずまさん
「そうね、順調とは言い難いけど・・・少しずつ前に進んでいると思う」
りなちゃん
「しっかし、二人が付き合うことになるとは夢にも思わなかったなぁ~」
あずまさん
「ま、まぁね・・・私も想像できない展開だったわ。それより、私的にはあんたの方が驚きなんだけども?」
りなちゃん
「およ?わたし?」
あずまさん
「だって、七條のとこに押しかけ女房するなんて・・・」
りなちゃん
「お、押しかけてないよっ!ただ純粋に・・・あれ?」
あずまさん
「なによ?」
りなちゃん
「そういえばわたし、なんで七條くんのところに行ってるんだろ?」
あずまさん
「知らんがな。・・・あんた、野菜炒め作りに行ってるんでしょ?」
りなちゃん
「そうだった!気が付けば当たり前になっててうっかり!」
あずまさん
「おいおい・・・しっかりしなさいな」
りなちゃん
「そうだ、たまには野菜炒め以外の物も作ってみようかしら!」
あずまさん
「え?・・・あんた、一か月近く行ってて野菜炒めしか作ってないの?!」
りなちゃん
「うん。好きだって言ってたし」
あずまさん
「そ、それはそれは・・・」
あずまさん
『私の親友は料理の腕がかなりアレな人だ。それが一か月、野菜炒めだけを作りに行っている。あの子はもしかしたら、七條純夏を暗殺する気・・・なのかもしれない・・・』
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